大震災後の水産業について

東日本大震災(3.11)の津波は、水産業に大きな被害をもたらしました。
津波による土砂の堆積や石油の流出に伴う沿岸火災が生じ、海の生物たちにとっては過酷な状況がしばらく続きました。

震災後、魚はどうなった?

震災時(2011年)の世界三大漁場である三陸沖の年間漁獲量は、前年の半分以下に激減しました。
養殖業も壊滅的な被害を受けました。

しかし、震災から2年ほどで魚の数や種類は安定し、5年ほどで魚の総重量は増加し、過去最大となりました。
これは、生物たちが大地震の津波後の環境に適応し、成長していった証拠です。

そして、震災後の約3年間で、これまで宮城県で見られなかった熱帯性の魚がいくつか確認されました。
これは、海洋環境の変化が新しい生物種の出現をもたらした可能性があることを示しています。

震災後、水産業の被害について

津波によって漁船や漁具が壊滅的な被害を受け、多くの漁業者が困難な状況に直面しました。
特に高齢の漁業者や後継者のいない漁業者は、再建の道のりが極めて険しいものとなりました。
漁船や漁具が壊れたり、漁場が汚染されたりすると、水産業全体に影響が及びます。
そして、産業が機能しなくなると、地域の経済にも大きな影響が出ます。
水産業は、魚を漁獲してから店頭に並ぶまでの一連の流れを支える大事な仕組みなので、一部の機能が欠けると、全体の仕組みがうまく動かなくなってしまいます。

震災後は、漁業から離れる人々が増え、漁船や漁具だけでなく、流通や加工にも影響が出始めました。
国や地域の支援により、被害を受けた漁船や漁具の修復や補償や漁業者や加工業者に対する経済的な支援や技術支援が提供され、再建の助けとなりました。

しかし、復興は容易ではありません。
被災地域のコミュニティが結束し、地域経済を再建するためには、時間と努力が必要です。
地域の経済や生活基盤を取り戻すためには、まだまだ多くの人々の協力と支援が欠かせません。

わたしたちにできること

魚が私たちの食卓に並ぶまでに、漁師、仲買人、卸売業者、小売業者、そして私たち消費者といった多くの人々の努力と繋がりがあり、食事を楽しむことができていることを考えたら感謝の気持ちでいっぱいになります。
これからも、感謝の気持ちを忘れずに、積極的に大好きな魚を食べていきたいと思います。

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