津波がきたらどうすれば良い?

内閣府分析

1mの津波に巻き込まれれば、想定死亡率は100%

津波の力は非常に強く、浸水が深くなるほど、人の力で脱出するのが難しくなります。
東日本大震災(3.11)では、津波の高さが50cmでも行方不明者が出ています。

津波の速さ

津波は沖合いではジェット機なみの速さで進み、陸に近づいてからも新幹線並みの速さで進みます。
水深100mで10秒(オリンピックの短距離走選手並み)の速度になります。
水深が浅くなるほど、津波の速度は遅くなります。

津波の高さ

津波の高さとは、津波がない場合の潮位から、津波によって海面が上昇した高さの差を指します。
東日本大震災(3.11)の最大の津波の高さは16.7mだったとされており、ビルの5階に相当します。
また、世界最大の津波は1958年7月9日に発生したリツヤ湾津波で、ニューヨークのエンパイアステートビルよりも高い524mにも達したとの記録が残っています。

それぞれの津波の高さ・想定被害

大津波警報

高さ:3m以上と予想されるとき

想定被害:木造家屋が全壊・流出し、人々は巨大な津波に巻き込まれる

津波警報

高さ:1m以上3m以下と予想されるとき

想定被害:標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生

津波注意報

高さ:20cm以上1m以下と予想されるとき

想定被害:海の中では人は速い流れに巻き込まれる

取るべき行動

大津波警報 / 津波警報

・沿岸部や川沿いにいる人は、直ちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難
・津波は繰り返し襲ってくるので、津波警報が解除されるまで安全な場所から離れない
・ここなら安全と思わず、より高い場所を目指して避難

津波注意報

・海の中にいる人は、ただちに海から上がって、海岸から離れる
・津波注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近づいたりしない

一目散に高い場所へ

波打ち際で津波が見えてからでは猛スピードで襲いかかる津波から逃げ切ることはできません。
強い揺れや弱くても長い揺れを感じたら、いち早く海岸から離れ、できるだけ高い場所へ避難してください。

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