災害が株価に与える影響

災害発生後は、株価が下落する(一時的に円高)傾向にあります。
「投資先企業の業績が悪くなるかもしれない」という投資家心理が働くためです。

しかし、普段は高くて購入できない株が急落することもあるため、災害によって株価が急落した銘柄は買い時になります。

東日本大震災(3.11)直後は株価が落ちましたが、数ヶ月で底値から数倍に回復した企業もありました。
震災直後に急落した株を購入した人は、数ヶ月放置するだけで利益を出すことができたのです。
投資の基本は安く買って、高く売るです。

災害発生後に株価が落ちた銘柄を購入すれば、利益を狙える可能性があります。
※注意:本当に倒産してしまう企業もあるため、熟考して購入することが絶対条件です!

災害後に株価が上がりやすい銘柄とは?

災害後は、復旧工事や防災意識の高まりなどで下記業種の銘柄が上がりやすいと言われています。
※100%上がる・下がる保証はありません

・建設などの関係
・非常食/保存食などの関係
・防災グッズなどの関係
・地盤調査などの関係
・災害支援システムなどの関係

逆に下がりやすい銘柄は、インフラ関係、保険会社などと言われています。

首都直下型地震が起きた場合の株価の影響は?

首都直下型地震とは、首都及びその周辺地域の直下のいずれかの震源に起こるマグニチュード7クラスの巨大な直下型地震のことです。
その直下型地震が今後30年以内に70%の確率で起きると予測されています。

経済被害は、国の年間予算に匹敵する金額と予測されています。
東京には多くの大企業の本社が集中しているため、日本経済が停滞し、株価への影響も大きくなる可能性があります。
地震の影響で企業の倒産が起こる可能性もあり、保有株が価値を失うリスクも考えられます。

株の確保も安全の確保も重要

災害が起因の経済恐慌が発生したときは、株を購入するチャンスです。
災害が起こった時でも、市場動向を観察することは投資の基本です。
災害発生後に安全な環境下で(まずは株の確保より、安全の確保を優先してください)、下がっている株を購入できたら、資産を増やすチャンスになるかもしれません。

「まだ大丈夫」と災害に対して楽観的に考える人がいますが、首都直下型地震だけでなく、大災害はいつかは必ず発生するものだと思って将来に備えることはとても重要です。
私たちが提供している「anppii」は、災害が発生した時に簡単に災害の情報や大切な方々の安否状況の確認や共有ができる非常に便利なサービスです。

災害が発生してから動き出すのは遅いです。
何かが起きた時でも慌てず行動できるように何事も万全な準備を整えておきましょう!